あの東日本大震災から4年目、いまだ復興は道半ばの状態が続く。
東北支援と鎌倉の防災を考えようと今年3.11ALL鎌倉実行委員会主催のイベントが開催される。
グルメは見逃せない
被災地を支援し、東日本大震災等の自然災害の恐ろしさをいつまでも忘れず、教訓を生かし、市民の防災意識を高めようという目的で始まって今年で3回目となる。
開幕は10時、食べて応援、買って支援″コーナーでは、いつも人気のサンマの塩焼き1000尾が無料でふるまわれる。ここでは、東北グルメ屋台が多数出項サンマつみれ汁(岩手県大船渡市)、女川カレー(宮城県女川町)、七七巻(宮城県七ヶ浜町&鎌倉七里ケ浜)、福島県からは浪江焼きそば(浪江町)、野菜の味噌汁(南会津町)、その他東北の郷土菓子、日本酒きき酒など。岩手、宮城、福島の農産物、海産物、物産販売の東北物産展やチャリティーバザーも楽しみだ。
東北で活躍するミュージシャンの競演
ライブステージでは、音楽を通じて東北を感じてもらおうと、岩手県からLAWBLOW(大船渡市)、雪音(陸前高田市)、宮城県七ヶ浜町からGroove7とNana5931が、福島県浪江町からは門馬よし彦と5組のミュージシャンがはせ参じ、熱い演奏を披露。
教訓を生かすために中学生防災サミット
大震災の教訓を忘れず、鎌倉における防災・減災を考えようという震災を伝える、防災を知る″コーナーでは、今年新たに「鎌倉市中学生防災サミット2015」を開催。大船渡市立吉浜中学校校長の講演を聞き、市内中学生の防災についてのディスカッション。「若者世代に災害の恐ろしさを知り、防災について考えてもらいたい」と実行委員長の三澤淳さん。
鎌倉市協働事業だが、市からの予算はない。すべてが参加団体のボランティア。被災地支援とともに、東日本大震災などの自然災害の恐ろしさを忘れず、鎌倉市民の防災意識を高めるために始まったこのイベント。
「被災地では高齢者たちが寒さに耐えいまだ仮設住宅で暮らしています。被災の現実を忘れず、風化させないためにも身の丈に合った形でこの活動を継続していくことが大切だと思います。」と三澤さん。一人でも多くの参加を期待する。
■問合せ・090−5362−1330 三澤さん |