サプリメントの日本語訳は、健康補助食品あるいは栄養補助食品と専門家の間では訳されていますが、一般的には、健康食品と考えています。厚生労働省も「いわゆる健康食品」と表現し、定義が明確ではなく法律もありません。
米国、EUでは法律もあり、定義も明確です。米国ではダイエタリーサプリメント(DietarySupplement)といい、1994年にDietary
Supplement and Health and Education Act(DSHEA、ドシェ法)が制定され、食生活の補助を目的としてビタミン、ミネラル、アミノ酸、ハープ類が対象です。
EUではフードサプリメント(FoodSupplement)といい、2005年に指令。施行では通常の食事を補助する目的で、栄養学・栄養生理学的に有効な一つ以上の食品成分を渡縮した錠剤、カプセル、粉末、アンプル等の形で少量摂取できるものとしています。ビタミン、ミネラルが主体で、2007年からアミノ酸、ハーブ類、脂肪酸、食物繊維についても認められています。
いずれも、食物形態ではなく、錠剤やカプセル状のもので栄養成分を補給するものをサプリメントといいます。
日本は、非常に複雑で、国が認めた健康補助食品としては、特定保健用食品と栄養機能食品からなる保健機能食品があり、その他は一般食品として定義されています。皆さんが日々摂取しているグルコサミンとかコラーゲン等サプリメント(健康食品)は定義上では曖昧なのです。実際には沢山の商品が販売されていますがなんだか変ですね。