平均寿命と 健康寿命の差を縮める

 日本の高齢化率は2011年23・3%で、国民の約4人に1人が高齢者、これは世界一です。また、平均寿命(2012年)も男性が79.55歳、女性が86.30歳で、世界に冠たる最長寿国となっています。
 では、介護に頼ることなく健やかに過ごせる人生の長さを表す健康寿命はどうか。
 2010年の厚生労働省の調査では、男性70・42歳、女性が73.62歳で、平均寿命との差は男性が9年、女性は12年の差があります。
 快適な老後を送るには、この差をできるだけ縮めること。そこで、厚生労働省は日本人の健康寿命を延ばすため、食生活や運動環境改善のための具体的な政策を検討しています。
 健康かつ長寿を実現するためには、各種疾患、ストレス、悪い生活習慣や環境変化などの負のバイアスを元に戻しましょう。
 正のバイアスカをアップする予防医学的な知的生活習慣をつけることが大切になってきます。そのなかで、私は知的食生活の実践をすすめています。

六人栄養素にプラスのヘルスフード摂取で健康生活を

 健康の3要素は「体の健康」、「脳の健康」、そして「心の健康」のことで、この3要素が満たされてはじめて本当の健康といえます。
 これまでの栄養学では、脂質・糖質・たんばく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維の6大栄養素を偏りなく摂取することをすすめ、「1日30品目」といった食生活指導も行われています。
 でも、食事でこれらを実践することは大変なこと。そこで、六大栄養素だけでなくプラスアルファの栄養素として注目されているのが「ヘルスフード」です。予防医学的にも日常の食生活にとり入れてほしいものです。

ヘルスフード3つの要件

 「ヘルスフード」の機能は、私たちの「体・脳・心の健康」の障害を予防することにあります。たとえば、認知症や生括習慣病、なかでも近年注目されてきた「メタボ(メタボリックシンドローム)」、「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」や深刻な社会問題となっているさまざまなストレス障害を未然に防ぐ役割を期待されています。
 このヘルスフードの要件ですが、次の3つをクリアしたものです。
@ 有効性が科学的に証明されていること。薬理学的にもヒト臨床で有意差があること。
A 安全性が確保されていること。
B 作用メカニズムが解明または推定されていること。
 このようなヘルスフードをうまくとり入れ、知的食生活を実践することによって、何歳になっても病気知らず、ストレスに負けない、いきいきした健康生活を送ってほしいものです。毎日を快適な一目にするためにも。

 
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