NO130
2009/6/10掲載
鎌倉生活ー街のお医者さん
 
     
     4年間のアメリカ留学で実際の医療現場を体験し、一昨年7月、念願の地元で開業。日本人でダントツに多いのが、胃や大腸のガン。そこで内科・消化器科クリニックに。
  祖父母が八幡宮前の若宮大路沿いに銭場「松ノ湯」を経営していた。近所の人たちからは「太郎ちゃん」と呼ばれ可愛がられて育った酒井さんだけに地元への愛着は人一倍強い。「銭湯は、疲れたり、不機嫌な顔の人も帰るときはごちそうさま″と言ってニコニコして帰る町の癒しの場なんです。そんなクリニックにしたいですね」。目指すは地域のかかりつけ医″。
  待ち時間をなるべく短くし、丁寧な診療のため原則予約制。患者の負担が少ない鼻からの胃カメラ検査も好評で、内視鏡検査は市内だけでなく逗子、藤沢、横浜などからも来院する。そこで混雑解消に、毎朝8時より胃内視鏡検査も行っている。そしていま、熱心に取り組んでいるのが保険適応の禁煙治療。
  待合室はミニギャラリーとし、街の芸術家たちに発表の場として提供。地域のイベント「路地フェスタ」にも進んで参加する酒井さんはいつも笑顔を絶やさない。病気を治すだけでなく何でも話のできるコミュニティクリニック目指しいよいよ3年目に入る。

●さかい内科・胃腸科クリニック鎌倉市雪ノ下3−1−32 TEL23−0015
 
 
 
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