自生アジサイに魅せられて
大船フラワーセンターで展示会
愛好家だけでなくあじさい大好きが集まる鎌倉アジサイ同好会主催の「自生のアジサイ展」が県フラワーセンター大船物園で2日から7日まで開催された。
自生アジサイとは、山野に生息するアジサイのこと。日本では約1000種が生息しているというが、会場には関東以西の高地に自生するヤマアジサイ約300種、600鉢が並び、熱心に見入る人がアチコチに。
ゴージャスな西洋アジサイに比べ自生アジサイはどれも小ぶり。前川英吉副会長によると「そこが魅力なんです。1輪、1鉢を愛でる。地味ですが、わびさびの世界に通じる奥行きがある」とか。生け花として楽しむ女性も多いとか。咲き方には、額咲き、手まり咲き、八重咲きとあり白、青、ピンク、赤、紫と色も多彩、しかも七変化というように移り変わる。
会場の一角には、最近日本で見つかり本邦初展示のアジサイも並び、関心を集めていた。
今年が15回目、開催期間内に数千人が訪れ、東京、埼玉、静岡、仙台、九州からも訪れるそうだ。
日本で生れたアジサイは万葉集にも歌われている。日本の土壌から生れ育ったアジサイの魅力を、改めて知る展示会でした。
館内・外はアジサイ尽くし
北鎌倉古民家ミュージアム
あじさいの小径と「あじさい展」
北鎌倉駅の円覚寺側改札口を出て鎌倉方面に歩いて2分、その名の通り、古民家を移築して建てられた建物に出合う。入口に「あじさいの小径」展の大きな看板が。さて館内に入ろうとすると、まず庭をめぐってくださいという。観ると道をおおうように、山アジサイを中心に約100種類のアジサイが建物をぐるり囲み、一つ一つの花に見入って、しばし時を忘れるなるほどあじさいの小径だ。
手入れを任されている松田三郎さんによると、欲しい品種を求め、四国まで買いに行くこともあるということだ。
小径を戻り館内に足を踏み入れると、こちらは「あじさい展」。古民家の落ち着いた雰囲気にピッタリ、大きな壷に活けられたアジサイがあちこちに置かれ、屋外とはちがった風情がある。楽しいのはあじさいをテーマにしたさまざまな展示作品。壁には水彩画、日本画、洋画から写真、ちぎり絵、キルト、染織など、屏風、盆栽、七宝、金工など、まさにあじさい尽くし。
会期は、7月5日まで。
(9時30分〜17時30分)
会期中無休。入館料‥大人500円、中高生300円、小学生200円。
電話・25−5641
歩いてみませんか?あじさいの鎌倉
鎌倉歩け歩け協会主催
■古都鎌倉のアジサイ散策
日時・6月21日(日)
集合場所・鎌倉駅西口横浜銀行駐車場受付時間・8時20分〜8時50分(出発9時予定)参加費・一般500円距離・11km(小雨決行、状況により変更あり)
コース・鎌倉駅西口⇒長谷大谷戸⇒長谷観音前⇒御霊神社⇒稲村ケ崎⇒霊光寺⇒七里ケ浜⇒腰越⇒龍口寺⇒片瀬東浜(解散)
その他、はつらつウォーク6月16日(火)「長谷方面のアジサイを観に」、
ふれあいウオーク6月30日(火)「鎌倉三つの切通とアジサイ」も開催。
問合せ・090−2633−3715同会事務局
鎌倉ガイド協会主催
■古都史跡めぐり
「色とりどりのあじさい咲く、古都鎌倉を歩く」
−扇ガ谷の古剰・薬王寺で本堂特別拝観−
実施日・6月18日(木)、22日(月)、24日(水)集合場所・北鎌倉駅東口「円覚寺側」(受付9時〜最終出発9時30分)
コース・北鎌倉駅⇒明月院⇒東慶寺⇒浄智寺⇒天柱峰⇒葛原岡神社⇒源氏山公園(昼食)⇒寿福寺⇒薬王寺(特別拝観)⇒鎌倉駅西口(解散14時頃)距離・約6・5km
費用・参加費500円 拝観料950円
申込み締切・実施日の1週間前申込み、
問合せ・TEL24−6548 鎌倉ガイド協会
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