鎌倉生活 2014年 7月10日号 1ページ  
 

   20〜40歳までの青年で構成する鎌倉青年会議所が今年50周年を迎えた。その記念事業として、
建長寺でデジタル掛け軸とライブ、屋台が織りなす鎌倉夜会を開催。新しい鎌倉の魅力を発見してほしいという。

  デジタル掛軸(D−K)とは?

   百万枚のデジタル映像をコンピュータでアトランダムに組み合わせ、複数のプロジェクターで建造物や自然に光を当てることにより幻想的な空間を作り出そうというもの。開発した長谷川章さんは、
 「色即是空の世界。観る人を『無』の境地にいざない日常の時間と空間の世界から解放する」と説明している。
 すでに、さまざまな建造物、世界遺産、自然などを色彩が織りなすアートに変えてきた。
 県内でも、横浜赤レンガ倉庫や小田原城などで実演されている。

  仏殿・法堂・唐門が光のアートで変わる

  鎌倉青年会議所は、鎌倉五山第一位の建長寺を舞台に、このD−Kで鎌倉の新たな魅力を発見しようというコンセプトを掲げ、50周年記念のメインイベントとした。
 「鎌倉は各地に観光名所があり、海、山もあって、昼間はたくさんの観光客が訪れます。ところが夜は人通りもほとんどなく、明かりも消えてさみしい。この夜にスポットを当て、D−Kによって鎌倉を代表する建長寺の新しい魅力を作り出そうという試みなんです」と50周年記念事業委員会委員長理事の大崎厚郎さん。
 対象となる建物は、いずれも重要文化財の仏殿、法堂、唐門 これまで建長寺ではさまざまなイベントを行ってきたが、D−Kは想像外だったようで、DVDなどを持ち込み説明したところ、禅寺なのであまりカラフルな色は好ましくないがという注文つきで承諾を得たという。

  ライブ演奏、名店屋台も並ぶ

  8月24日、建長寺は午後5時に閉門するが、5時30分から新たに開門し、たそがれ時から夜9時まで、D−Kにより幻想的な空間が演出される。
 鎌倉夜会と謳っているように、この夜はD−Kでさまざまに変化する建物をバックに、井上公平&井上良平の双子ユニットによる和太鼓三味線・篠笛の「AUN」、「天女座」 (矢吹紫帆・YANAKA)、インストゥルメンタルユニットなどのライブ演奏が禅寺にこだまする。
 また、鎌倉名店街フードコートと銘打って、鎌倉を代表する老舗が多数出店。普段はお店でしか食べることのできない味を特設屋台で味わうことができる。「D−Kとライブと屋台のコラボ」ということだ。「この夜の体験で、鎌倉の魅力を再認識し、鎌倉を好きになっていただきたい。それが次なる鎌倉の発展につながればというのが私たちの目的なんですが」と大崎さん。
 本舞台は建長寺だが、鎌倉駅西口の時計台ではプレイベントとして、8月21(木)〜23日(土)までD−Kの実演を行う(午後7〜9時30分頃まで)。また、24日は鎌倉駅より臨時無料バスによるピストン輸送もある。
 真夏の夜、建長寺で光か織りなす幻想の世界を体験してみてはいかが。

■問合せ TEL25−5538 鎌倉青年会議所事務局(火・木・金13時〜17時対応)

 
 
 
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