鎌倉生活 2014年 4月10日号 1ページ  
 

 市民活動を知る、親しむ日

  鎌倉と大船に市民活動センターが開設されたのが平成10年5月1日、日本初の公設市民運営方式だった。この日を記念し、翌11年、市民活動の日が制定された。かまくら市民活動の日フェスティバルもこの年にスタートし、16回目に。
 「市民活動団体が一堂に集まろう」、「市民活動団体や活動の様子を市民に知ってもらおうと」いうのがフェスティバルの趣旨で‥「そのための合言葉として、今年はみんなでできること≠テーマとしました」とフェスティバル実行委員長の鈴木昭正さん。
 5月9日〜11日の3日間、会場の鎌倉生涯学習センターは鎌倉の市民活動を知る、親しむために多彩な企画が用意されている。

  相談、ふれあい、学習といろいろ

  現在、NPOセンター登録団体は440、このうちフェスティバルには約70団体が出展予定。地下2階ギャラリーでは団体紹介パネル展示コーナーが設けられ、オープンスペースではワークショップやセミナーなどの開催が。
 「今年は対話型、参加型を増やします」(鈴木さん)ということで、対面相談コーナーを充実、前回の年金相談、成年後見人制度の相談コーナーに加え、建築士事務所により耐震相談、一般市民のボランティア相談コーナーなどが設けられる。ふれあいコーナー、ワークショップでは、好評のキッズコーナー、フラワーアレンジメントやアート作品制作が楽しめる。
 物販コーナーや家庭ごみ有料化に関するトークもあるので、ぜひ参加を。

  楽しい実演も

  玄関前のピロティは、ウエルカムゾーン。子供ミュージカルやブラジルの武術「カボエイラ」の実演、マジックショーが見られる。1階ロビーなどでは、似顔絵、パソコンによる名刺作成、さらに鎌倉市消防本部によるAEDの実演も。

  シンポジウムやジャズコンサートも

  5月10日(土)は2階ホールのイベントが注目だ。
 午前は、ペット愛好家には見逃せない「わんにゃんサミット」開催。ペットの愛護活動を行っている近隣市の市民団体による活動紹介、シンポジウム。(別掲)
 午後は一転JAZZ IN NPO」(午後2時開演・入場無料)。
社会人ビッグバンドの「BWO」、「K&Kセブンスターズ」と、ボーカル3人とギターのユニット「ONE&ALL」が出演。初夏の午後、ジャズでスカッとリフレッシュもいいのでは。

 
 
 
 

湘南わんにゃんサミット!

 

  改正動物愛護法施行に伴いペットを飼う環境が強化された。そこで、ペットの愛護活動を行う市民団体が集合し、活動を紹介し、かつ行政との協働がどのように行われているかのシンポジウム。ペット法律相談あり。(参加人員280人 無料)

〈5月10日(土)10時〜12時   会場・鎌倉生涯学習センターホール〉

●シンポジウム講演者

<鎌倉>NPO法人湘南鎌倉猫ほっとさば−と  飯田国子さん
        (飼い主のいない猫のTNRのお手伝い) 
      楽犬クラブ鎌倉 飯島知子さん
        (セラピー犬の福祉施設への派遣活動)
<藤沢>NPO法人湘南にドックランを作る会  金子ミチ子さん
        (犬と地域住民のふれあいの場の提供)
<平塚>平塚のら猫を減らす会 小山 昇さん
        (平塚市との協働事業で地域猫を推進)
<神奈川県>ル・オール法律事務所  弁護士 小滝芳之さん
        (ペット・トラブルの法律アドバイザー)

※なお、午後2時から弁護士小滝芳之セミナー相談会「ペットをめぐるトラブル」(第5集会室)あり。

 
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