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阪田実さん (阪田ペットクリニック院長) |
これまでにない規模のイベントに
「動物は命あるもの」を認識し、虐待などない、人間と動物が共に生きていける社会をめざそうといった趣旨の動物愛護管理法がある。9月20日から1週間の動物愛護週間を始め、各地でさまざまなイベントが開催されるが、同フェスティバルもこうした行事の一つ。県内各地域の持ち回りで毎年開催されている。
「今年は東日本大震災があり、被災地におけるペットの悲惨な状況なども報告されています。市民シンポジウムなども行い、被災地でのペットはじめ動物の置かれた状況から災害時の動物保護を話し合うなど、これまでとはちがいかなり大きなイベントになります」
と神奈川県獣医師会湘南支部長で同フェスティバル実行委員長の阪田実(阪田ペットクリニック院長)さん。
楽しみ、考え、教わる 人と動物のつながり
イベントの内容も動物愛護のメニューが揃う。
式典・絵画展が開催されるKKRわかみやでは、長寿動物や動物愛護に功績のあった団体・個人の表彰が行われ、鎌倉・逗子・葉山の小学生が描いた1300枚を超える動物の絵も展示。動物を見つめる子ども達のやさしい心が1枚1枚の絵から伝わり見る人の心をなごませる。
メインは野外ステージ(鎌倉海浜公園)。人と動物のつながりコーナーでは、聴導犬のデモンストレーション、犬のしつけ教室、相談コーナーも開設。(13:00〜)
ステージでは、獣医師たちのアマチュアバンドによるチャリティーコンサートやジャグリングショーも。(11:30〜と14:30〜の2回)
ペットの防災対策コーナーでは災害時の動物避難について、避難所のモデルを用意し講演や、模擬体験、災害救助犬のデモンストレーション (11:00〜)も行われ、防災グッズ展示も。
被災地のペット実状 報告シンポジウムも
そして大テントで開催の「東日本大震災:動物の現状と今後」では、被災地で精力的に動物の救援活動を行っているNPO法人アイナスの平井(池田)潤子さんの現地での映像を交えた講演とシンポジウムが行われる。(10:00〜)
動物コーナーでは、獣医師体験コーナー、動物相談コーナー、犬猫の新しい飼い主さがし、ペット用品の販売などのペット愛好者には興味深い。物産コーナ上 フードコーナー、お楽しみコーナーなどもあるので家族揃って楽しめる。
134号線をはさんで由比ガ浜海岸では、武田流鎌倉派による流鏑馬が披露される。(12:30出陣)
「楽しみながらペットとの関わり方を学ぶとともに、被災した際の対応なども学んでいただければと思います」
と阪田さん。 当日は、ペット同伴も可ということだ。
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