▼東日本大震災から1ケ月、追い打ちをかけた福島第一原発事故。被災地のむごすぎる爪痕。でも、草木の芽吹きのように温かく、強く、やさしく、生きんとする嬉しいニュースも。
▼支援の輪も、全世界から。自然の脅威と人災の恐怖に打ちのめされた被災者たちへ寄せられるたくさんのエールが育む、希望の芽吹き。
▼禍を希望に転ずるのは、サバイバル、競争の社会にはない。共生、支え合いの社会の創造を。
政治家が、官僚がお題目のように唱えてきた安心・安全″の社会をこの被災地に作りあげることこそが、未来に向けての真の復興。世界の目は、その一点に注がれている。