鎌倉生活 2011年2月10日号 1ページ  
 

 一石三鳥の効果期待のウォーキングイベント 

 寒い冬が過ぎ、梅の花が咲き始める季節。今年で22回目を迎える健康ウオーク「歩け鎌倉2011」が3月6日に実施される。これまで5月の新緑の季節に開催されていたが、一昨年、昨年と雨にたたられ中止となり、今年から早春の開催となった。
 イベントの趣旨は、「子供から大人まで誰でも楽しめるウオーキングを通じて鎌倉を見つめ直し、コミュニケーションを深めよう」というもの。海あり、山あり、寺社あり、史跡ありと、鎌倉はウオーキングにはもってこいの街。われわれの住むこの鎌倉を、老若男女が一緒になって歩くことで、コミュニケーションも深まり、有酸素運動であるウォーキングは健康にも良い。一石二鳥、三鳥のイベントである。

 健脚コースと健康ハイキングコース 

 コースは2つ。Aコースが「健脚コース」で、鎌倉武道館を9時20分にスタート。鎌倉中央公園1葛原岡神社→長谷配水池→稲村ケ崎小学校→月影地蔵→七里ケ浜浄化センター(昼食)→稲村ケ崎海浜公園→鎌倉体育館までの約15km、5時間のコース。
 Bコースは健康ハイキンコースで、鎌倉武道館を9時30分スタート。鎌倉中央公園→葛原岡神社→長谷配水池→稲村ケ崎小学校→坂の下→由比ガ浜海浜公園∴昼食)→鎌倉体育館がゴールの、約9km、3時間コース。
 今回は、鎌倉大仏ハイキングコース中心の設定となっている。「健脚コースでは参加者の競争も見られます。健康ハイキングコースは楽しくゆっくり歩くので親子連れや高齢者同士で皆さん参加されますよ」(鎌倉市スポーツ課)。

  体力に合ったウォーキングを心掛けよう 

 体育指導員を先頭に→5人1組でスタート、参加者全員にバンダナが配られ、完歩者には「完歩証」が与えられる。いずれにしろ完歩することが目的だが、もちろん途中棄権も自由なので自分の体力にあったウオーキングをすることだ。
 出発前とゴールに保健師による血圧測定などの健康チェックも行われるので、健康に不安の方は、ぜひチェックを受けよう。

  リピーターも多い知る人ぞ知るイベント 

 2年連続中止となったが、平成19年度の参加者は健脚コースに99人、ファミリーコース(現健康ハイキングコース)147人。
「開催を楽しみにされるリピーターも多いですね」というように、自然を生かしたウオーキングとして知る人ぞ知るイベントとなっている。
 参加者は、歩きやすい服装、履き慣れた靴で参加。昼食、水筒、雨具、敷物などは各自用意。ただし、ベビーカーでの参加はご遠慮を。

■申込み方法  本庁舎、支所、スポーツ施設などにある申込書に記入し当日受付に提出。
■問合せ  TEL43−3419(鎌倉武道館内 スポーツ課)

 

 
 
 
   
   玉縄城は、永正9年(1512年)鎌倉郡玉縄の地に北条早雲が築いた山城。城址は現在の清泉女学院の地で、周辺には城廻、植木、玉縄の地名や、寺社、数多くの史跡が残されている。
 地図は、史跡めぐり、寺社めぐり、石碑・石塔めぐりの3つに分類、94ヵ所が写真、解説つきで紹介されている。その作成に取り組んだのは「玉縄歴史の会」(会長・山田三郎氏 会員約80人)。
「史跡というのはまず見るべし、そして聞くべし、知るべしです。とにかく見ることから始めようと会のメンバー12人が世話人となって分担して、史跡を訪ね、まとめました」と副会長の関根肇さん。2007年から4年かけて完成。
 A2版の5ツ折なのでポケットにもすっぱり入る。「訪れたい場所の番号を地図で探せばバス停も書いてあるので疲れたらバスで移動を」と地図を作成した油谷次郎さん。
 来年は玉縄城築城500周年。往時を偲び地図を片手の玉縄探索にも便利。
 5千部発行、「郷土の歴史に興味をもってもらえれば」と市内小中学校に50部ずつ寄贈した。希望者には1部200円で配布。
■問合せ、申込み/TEL46−3343 関根さん。
 
 
 
 
 
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