鎌倉生活 2009年2月10日号 1ページ  
 


ふかさわ冬まつり!

  生涯学習社会をめざしスタートした鎌倉市生涯学習指導者登録事業が開設15年。今年は、舞台で日頃の活動を披露するふれあい広場″に加え、ギャラリーで「昭和を楽しもう」など作品展示とイベントも開催される。

  生涯学習指導者 は2百数十名に 

 毎年発行される「生涯学習ガイドブック」には、市内施設、学校などの講座、催し、セミナーなどの紹介から、生涯学習指導者と学習グループ・サークルが紹介されている。生涯学習社会を目指して、市民がイベントや学習に気軽に参加してもらおうと発行されたものだ。
  その中でもユニークなのが、生涯学習指導者登録。特に条件はなく、市内在住者だけでなく誰でも無料で登録できるという制度。多種多様なジャンルにわたり、登録者は現在2百数十名にのぼる。
  この登録者の中から、地域社会活性化のために実際的な活動をしていこうと誕生したのが、鎌倉生涯学習指導者の会。これまで、教養セミナーの開催や、日頃の活動を発表するふれあい広場″を開催してきた。
  今年も2月19日から22日までの4日間、鎌倉生涯学習センターで開催されるが、今回は15周年とあって「ホールの催しも例年の倍近く、また地下ギャラリーでもさまざまなイベントを用意しております。皆さん気軽に楽しんでいただければ」と鎌倉生涯学習指導者の会・会長の染谷敬久さん。

  大ホールでは、和・洋の熱演が期待 

 大ホールは例年おなじみの舞台発表。開催日は、2月21の土曜日。
  これまでは午後だけの開催だったが、今年は第1部が午前10時〜12時45分まで、第2部が午後1時〜4時30分までの2部構成。第1部が9団体、第2部が8団体の17団体が日頃の成果を持ち時間の20分で発表していく。
  第1部は「和」の演じ物。子供踊り、詩吟剣舞、長唄、日本舞踊、箏曲、民謡、着付け、漢詩朗詠と日本舞踊、民謡独唱・合唱。
  第2部は一転してにぎやかな舞台の「洋」。カラオケに始まり、多様なダンスの競演。最後は合唱・独唱と観客一緒でみんな歌おうの大合唱となる。
  「皆さんこの日のために一生懸命練習を重ねてきただけに熱演が期待できますよ」と語る染谷さんも湘州を名乗る尺八の師匠。第1部最後の民謡独唱・合唱で、演奏を披露されるそうだ。

  興味深い「昭和を楽しもう」コーナー 

 地下ギャラリーは大ホールとは違い、見て、聞いて、触れて、味わって、笑って、踊ってと楽しいプログラムが揃う。
  昭和の64年間の新聞号外と、エポックメーキングな戦後のニュースが号外と新聞の記事で紹介。題して「貴重な新聞号外と新聞紙面でたどる『昭和史』」。激動の昭和史をニュースで辿ることができるまたとないチャンス。梶田金志氏所蔵のこの資料は、今回の展示後、新聞博物館に寄贈される予定とか。昭和史に興味のある方は必見。
  関連して、「思い出の鎌倉写真展」、「懐かしの映画ボスタ」、「昭和の雑誌・ポスター広告」も展示される。
  こうした目で見る昭和だけでなく、参加して楽しもうというイベントも。「昭和のテレビCMを楽しもう」、「昭和の歌・ウクレレライブと皆で歌おう」、「お楽しみ・昭和クイズと記者の取材裏話」、「懐かしい昭和の歌・カラオケ」とともに、昭和の味を楽しもうと駄菓子屋も開店する。
  また、「腕前お披露目コーナー」では、押し花絵、折り紙、連句・連句絵、書道、写真、ビーズアート、ラッピング、皿と皿絵、パッチワーク、木目込み人形、植物画、和裁、百人一首の実演・体験、販売が。そして、「こころ」・「からだ」・「いのち」の健康と生き方を考えてみようのコーナーでは、「八ちゃんのカウンセリングミニ講座」、「サプリメントのウソ・ホントの実験」、「英語で脳トレア若返り健康講座」、「パドル体操・元気な中高年を生き抜くために」と、特に中高年にとって興味深いテーマ。
  「団塊の世代がリタイアして地域社会に多数参加するようになる。生涯学習に少しでも興味をもってもらい、仲間づくりに役立ってもらえればうれしいですね」と染谷さん。
  初春の一日、生涯学習センターに足を運んでみてはいかがですか。

 
   
 
copyright (C) YUUGISHA. CO.,LTD All Rights Reserved
about us/自費出版