三世代揃っての陶芸体験
教養センター文化祭が面白そう

 110のサークルが活動する学び・交流の場

 60歳以上の鎌倉人が学び・憩う施設としてお馴染みの教養センター。鎌倉山の萩郷住宅地の中にあり、地下1階、地上2階の建物には、27畳の大広間、娯楽室、園芸・陶芸教室、大教室、美術文学教室、工芸教室、図書室、和室などがある。ここでは110のサークルが活動し、また入浴に訪れる人なども絶えず、高齢者にとって研錬、交流の場だ。
  文化祭は9月13日(土)、14日(日)の2日間。「この日は誰でも参加できます。受講者の日頃の活動成果を見て欲しい。とくに60歳以下の人にも教養センターの活動を知ってもらいたいし、ご家族連れでぜひきて欲しいですね。お孫さんがおじいちゃん、おばあちゃんの活動を知るいい機会だと思います」と同センターの山本謙治さん。

 公演あり体験教室あり。子どもの参加も大歓迎

 今年の文化祭には54のサークルが参加、1階ロビーやホールでは551作品が発表・展示される。
  公演会や公開講座も用意され、13日は、フラメンコショー(出演・公家千彰さん 10時〜11時15分)、講演「実朝の最期の前兆 実朝の首の行方」(講師・斉藤顕一さん13時30分〜15時30分)、14日は鎌倉マジシャンズクラブによるマジックシヨーが。
  体験教室もある。13日が親子陶芸体験教室(10時〜・要申込)、鎌倉彫体験教室(10時〜・要申込)、水墨画教室(10時〜・随時参加)、手づくりおもちゃ(10時30分〜・随時参加)、14日は碁会所(10時〜・随時参加)、竹細工体験教室(10時〜・要申込)、手づくりおもちゃ(10時30分〜・随時参加)、マジック教室(11時15分〜・当日募集)。両日、大広間舞台ではフラダンス、民謡、ウクレレなどの発表、演奏が披露される。

  模擬店やバザー、作品販売なども楽しみ

 会場には、深沢交差点近くのお好み焼屋「いちもんじ」が模擬店コーナーを出店。焼きそばやフランクフルトを販売。大船軒もお弁当を出張販売。お茶席も設けられ、抹茶、お菓子で一服200円(小学生以下は100円)と安い。一休みするにはうれしいサービスだ。
  また、寄贈されたり、家庭で読み終えた本を販売するブックバザーや地域の人や教養センター利用者から集めたリサイクル品を販売するリサイクルバザー、地元で獲れた野菜、海産物の販売も。
  人気なのがサークル作品販売。「各サークルの皆さんが制作したまさにオリジナルの作品が販売されます。お気に入りが見つかるかも知れませんよ」(山本さん)。陶芸、小盆栽、山野草、レジンが販売される。

  何かしたい高齢者も気軽にのぞいてみては

 昨年は2日間で1、144人が訪れた。しかし、日頃の受講者数からするともっときて欲しいというのがセンターの希望。そこで、今年は子ども向けのチラシもつくり、子どもが楽しめるイベントも用意した。
「団塊の世代やリタイア間近の高齢者、何かに挑戦してみたいという高齢者などが気軽にのぞいてほしい」と山本さん。
 同センターは鎌倉山の一角にあり、駐車場がないので路線バスの利用を。(京急バスは「鎌倉山」下車徒歩7分、藤沢発の江ノ電バスは「教養センター前下車)。秋日和の1日、モノレール深沢駅からぶらり歩くのもいいかも。

■詳細は教養センターに問合せを。(TEL:32−1221)

 
   
 
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