鎌倉世界遺産登録をめざして    
  武者行列も復活!  
 

第50回
鎌倉まつり開催
4月13−20日

50回を迎える今年の鎌倉まつりは「鎌倉世界遺産登録をめざして」をメインテーマに、イベントも盛りだくさん。春うらら、歴史と自然、笑顔にに包まれて、リフレッシュしてみてはいかが。

 頼朝、義経が八幡宮で
  世界遺産登録祈願も

  鎌倉まつりの発足は昭和34年、今年は50回目という記念すべき年とあって、内容も盛りだくさん。掲げたテーマが「鎌倉世界遺産登録をめざして」とあるように、目立つのが鎌倉世界遺産登録推進協議会も参加協力して実施される世界遺産登録関連のイベント。
  まずは13日の開幕を彩る記念パレードから。久方振りに武者行列が復活。頼朝、政子、義経、静などを先頭に市民参加の鎌倉武者が若宮大路から八幡宮まで練り歩き、バトントワラー、音楽隊、市内各町内会のみこし・はやしなども続く2時間半にわたっての一大絵巻。今年は、姉妹都市の上田市、足利市からの参加も。
   腰越を越えられなかった義経が、この日は晴れて兄頼朝と共に鶴岡八幡宮神殿に手を合わせ鎌倉世界遺産登録を祈願するセレモニーも見物。
  この他、世界遺産講演会や演奏会(19日)も。また、世界遺産候補地を中心にした寺社特別拝観めぐり(講師解説付き)も開催、春の鎌倉を再発見するには楽しい企画だ。

  ライトアップで「静の舞」
  夜間の鎌倉まつりも楽しんでもらおうと、鶴岡八幡宮境内では5時30から琴演奏が始まり、6時からはもう一つのハイライト「静の舞」の奉納が。逃れている夫の義経に思いを寄せながら舞う静を、今年はライトアップされた舞殿で見ることが。舞うのは若柳流・若柳喜代王さん。
  また、18、19、20日の3日間、八幡宮、長谷寺、大仏、光則寺、鎌倉文学館が夜間ライトアップされる。夜の鎌倉散策も乙なもの。

  姉妹都市などの演奏
  そして「流鏑馬」へ

  普段は公開されていない長寿寺の特別公開(13日)も見逃せない。
  13日午後3時からは、上田市の和太鼓演奏、足利市の八木節の実演披露、最終日20日11時30分からは甲斐の勝山富士山やぶさめ太鼓保存会の「富士山やぶさめ太鼓」の勇壮な演奏も。
  そして午後1時から、武田流金子四郎家教さんとその一門による流鏑馬の奉納、フィナーレへ。
  50回記念ということで、バラエティに富む今年の鎌倉まつり。「来年からは市民まつりにしていきたい」と主催する鎌倉市観光協会の井手太一会長。大いなる盛り上がりを期待したいものである。

 
 
 
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