10月27日(土)午前10時〜12時30分 会場/鎌倉女子大大船キャンパス視聴覚室
*大学門(イトーヨーカ堂側)守衛室で受付後入場 参加申込み・問合せ/さくら検討事務局 45−3970
松竹大船撮影所開設を機に植樹
“ハートとアート”をコンセプトに進められている鎌倉芸術館周辺地区のまちづくり。アーバンモール(水と緑の歩行者空間)づくりをめざし徐々に整備されてきた。その1つの核が砂押川プロムナード。春になると川沿いは満開の桜並木となり、住民の憩いの場となっている。
昭和11年、松竹の蒲田から大船への撮影所移転を記念して1200本のソメイヨシノが植えられた際の一部で、現在、芝浦メカトロニクス脇から栗田湯まで約400bの区間に106本が並ぶ。すでに70年を経て、弱った桜も多い。そこで桜並木の保全を考えようと、「鎌倉さくらみち再生シンポジウム」を開催することになった。
徐々に広がる活動の輪も
これまで、樹木医・池本三郎氏が樹勢回復方法の講演や実験、現況調査や子供たちによる桜の樹名板づくり、樹木診断などの活動を行ってきた。今年の4月には、砂押川プロムナード桜愛護会も発足し、活動の輪も広がってきた。この取り組みをさらに進めようというのが、シンポジウムのねらい。
パネルディスカッションや先進事例の講演も
シンポジウムでは、桜保全に関するこれまでの取り組みを紹介、桜の保全の必要性をPR。市内で桜の保全活動を行うNPOかまくら緑の会、玉縄桜を広める会、大蔵頼朝桜道の会と砂押川プロムナード桜愛護会の交流を深めるとともに桜並木保全に関するパネルディスカッションを行う。
また、先進事例として、東京都国立市で桜並木の保全に取り組む市民団体「国立桜守の会」代表の講演、意見交換も行われる。
「桜並木の保全には地域の皆さんの協力が欠かせません。シンポジウムでは現状を知っていただと共に、再生のためにどのように取り組んだらよいかを話し合っていきたい」と大船周辺整備課課長補佐の前田信義さん。そのためにも多数の参加を期待している。
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